海外ドラマやDVDを使ったリスニング上達の方法

2021年10月11日

old-tv-1149416_640
 
英語のリスニングの練習は何を使っていますか?
リスニングのための題材はたくさんありますよね。

英語のリスニング本についているCDやDVDだけでなく、今やネット上に英語の動画やニュースなどがあふれているので、あらゆるものを題材として使うことができます。

私もしばらく英語の勉強をしてきましたが、CDの音声は繰り返し聞いているとだんだん飽きてくるので最近は使っていません。

ニュースはたまに聞く程度です。
内容によって興味が持てたり持てなかったりするからです。
 

おすすめのリスニングの練習方法は?

おすすめの勉強法は「洋画や海外ドラマを使って」リスニングの練習をしてしまうことです。

洋画やドラマにはストーリーがあるので、先をどんどん観たくなりますよね?
ストーリーが気に入れば、何を話しているのか自然と集中して聞きたくなるものです。

好きな俳優が出演していればその俳優が話す声を聴きたくもなります。
 

海外ドラマなら何でもいいのか?

練習をするための教材に使うのは、「英語字幕のあるDVD」がいいと思います。

・「日本語音声」ではなく
・「日本語の字幕」でもありません。

・「英語の字幕を読みながら」かつ
・「英語を聞きながら」

リスニングをする方が上達が早いと思います。
もちろん、最初のうちは、

「英語を聞きながら英語を読む?!」
「難易度が高い」
「ついていけない」
「話が分からなくなった」

ということもたびたび起こります。
初心者の頃は、基本的な単語も聞き取れません。
だからちょっとした努力が必要です。

でも観ているのはDVDですよね?

聞き取れなかったり、話が分からなくなったりしたら、少し戻して再生すればよいのです。
納得いくまで聞き直して、理解してから先に進みます。

そうしているうちに、

・英会話でよく使われるフレーズ
・使ってみたいフレーズ
・かっこいいフレーズ
・言ってはいけないフレーズ

など・・・、自分の中で色々なパターンが積みあがってきます。
また、英語の早読みもある程度できるようになります。

DVDは何を選んでも大丈夫です。

・興味がある分野だから
・好きな俳優が出演しているから
・今、話題のドラマだから

など、ある程度理解できるレベルであればOKです。

そして、苦痛に感じない限り、繰り返し観たり字幕なしで観たりしてみます。

「がんばらなくちゃ」とか
「これを覚えるまで」

のような苦痛を感じるまでしない方がいいです。
そんなときは次のDVDに移りましょう。

私は違うストーリーをどんどん観ていきたい方なので、短期間に同じものを繰り返し見たりしません。
でも、数年たってまた観ることがよくあります。
最初に観たときと理解度が違うことをよく感じます。

それはストーリーをもう知っているからということもありますが、その間に他のDVDでいろいろな英語を聞いているからだと思います。

私が昔よく使っていたのは「フレンズ」というアメリカのシットコムです。
フレンズはストーリーが面白いし、キャラクターも魅力的なので、何度も観ました。

好きすぎて大体のセリフが頭の中に入っていたぐらいです。
もちろん、覚えたフレーズを普段の英会話の中で使うこともよくあります。

フレンズに出演していた俳優さんたちがアニメの吹き替えをしていると、声を聴いただけで「あ、あの人だ」と分かります。
 

洋画や海外ドラマだけで大丈夫?

リスニングの練習は洋画だけでいいのかというと、そうとも言い切れません。

というのは、自分が英会話をするときには、きちんとした文法で話さないと相手に伝わらないため、ある程度は自分で基本的な文法を学んだ方がいいと思うからです。

正しい文法が頭に入っていれば、海外ドラマの中での英会話の理解度も増すと思います。

私は、大人になってから英検1級の勉強をしていたことがあります。

参考書には、難解な単語やイディオムが多いです。

「こんな難しい言葉は、相当レベルの書籍でしか縁はないだろう」

と、感じながらも、無理やり頭に詰め込みました。

でも、その後に観たイギリスのドラマに英検1級の参考書に出てきたフレーズがいくつも出てきたのです。

「うわー、見たことある単語!」

とちょっと感激しました。
覚えたことを再確認できた良い機会でした。

そして、そういった語句は「あのドラマでもでてきた」というような印象で頭の中に残るので、忘れにくいです。
参考書での文法や単語の勉強と合わせれば、予期しなかった相乗効果が期待できます。

 

おわりに

一度見た洋画や海外ドラマは、しばらくしてからもう一度観てみてください。
前回よりも、理解度の違いを実感できると思います。

リスニングの練習としてせっかく始めた洋画や海外ドラマの視聴は、今後もぜひとも、趣味としてそのまま続けてみてくださいね。