Mr.ビーン(Mr. Bean)のクリスマス・七面鳥・クラッカー・ハロッズ・彼女

2021年10月18日

ミスタービーンとイルマ

ミスター・ビーンは初期の頃のエピソードが好きです。
最近のミスタービーンの映画のあと、初期の頃のエピソードを観たらミスタービーンがしゃべっているのでびっくりした記憶があります。

自分の苗字を伝えるときに「Bean」と言ったり、彼女と会話したりしています。

ここでは「ミスタービーンのクリスマス」について紹介してみます。
(注:ネタバレしています!)

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ミスタービーンのクリスマス

30分程度のエピソードです。

私は家族と一緒に何回か観ました。
全員で笑ったシーン、家族が引いてしまうぐらい私だけ大ウケしたシーンがあり、今でも気に入っています。

クリスマスシーズンになるとまた観たくなります。 

ミスタービーン「ハロッズ(Harrods)」で

クリスマスのショッピングをするミスタービーン。

イギリスの高級デーパートの「ハロッズ(Harrods)」の入り口の前に雑に駐車します。

駐車場なんてありません。

店内でクリスマスの飾りを物色していると、ツリーに飾る玉(「Bauble:ボーブル」等とイギリスでは呼ばれています)を見つけます。

金の玉、赤の玉を手に取り、どちらを買おうか迷います。
そしてどういうわけか、それらを落として判断することに笑。

金の玉は勢い良く弾みましたが、赤い方は割れてしまいました。

割れちゃう種類の玉ってありますよねー。

で、弾んだ金の玉に決めたけど、購入するのは1個だけ。

通常はいくつかをセットで買うような気がしますが。

ハロッズは個売りしてたんですね!

ハロッズのクリスマスライトアップ

次に見つけたのが、クリスマスツリーに飾る電球。

自分が買うときも「どんなふうに点灯するんだろう」とか「ちゃんと点くのか」とチラッと考えたります。

で、ビーンさんもそう思ったようで近くのコンセントを探します。

やっと見つけたコンセント。
そこに差してあったプラグをささっと抜いて、手に持っていたプラグを差しました。

すると、実は、その抜いてしまったプラグはハロッズの外観をライトアップするために使われていたものだったのです。

だから建物は真っ暗に。

ハロッズは毎年クリスマスになると、建物全体を美しくライトアップすることで有名です。
毎年これを見るために観光客が訪れたりするぐらいです。

買い物客がそんな名物を勝手に「オン」「オフ」にしてしまったらびっくりしますよね。 

ディスプレイの人形で遊ぶミスタービーン

家族が引いてしまうぐらいウケたシーンです。
今観ても笑ってしまいます。

ミスタービーンは、「Nativity(イエスキリスト誕生のシーン)」のディスプレイを見つけて遊び始めます。

そして以下の一人芝居が始まります:

生まれたての赤ちゃん(イエス)が静かに寝ています。
安らかに寝ているので起こしたくない両親(ヨセフとマリア)。

ところが、そこに一緒に座っていた牛が鳴きます。
ミスタービーンの「モー」という鳴き声。

「しーっ」とたしなめるヨセフ。

次に、一緒に座っていた馬が鳴きます。

「しーっ」とたしなめるマリア。

東方の三賢者の1人が「ゴホン」と咳をします。
そうすると、他の2人が「しーっ」たしなめます。

赤ちゃんが寝ているときは静かにして欲しいです。
分かります、その気持ち。

しかも「キリスト誕生」ですから、安らかで神聖で美しくあって欲しいもの。

しかし、なぜか次に軍隊のパレードが高々と音楽を演奏しながら通りすぎようとします。

ヨセフがイライラしながら「しーっ」とたしなめ、パレードが通り過ぎるまでにらめ続けます。

その後、うるさい羊の群れ、羊飼い、牧羊犬、羊を運ぶトラックがやって来て、はぐれてしまった子羊が「メー」と追いかけます。

さらにはドクターフーのダーリックがやって来たり、恐竜が侵入してきてマリアを驚かせたり、戦車と恐竜が戦ったりします。

最後にはU字の磁石をぶら下げた天使が飛んできます。
そして、イエスキリストを磁力でつっくけて連れ去っていきます・・・。

これは実際に観た方が面白いのでぜひ一度チェックしてみてください。

ミスタービーンの彼女「イルマ」

ミスタービーンは、外で開かれていたクリスマスマーケットに行きます。
そこで彼女のイルマと出くわします。

イルマはビーンをショーウィンドウまで連れて行って、
「クリスマスにはあの指輪が欲しい」
とねだります。

「うん、分かったよ!」
と店の中に入っていくミスタービーン。

ところが・・・。

クリスマスツリー

ビーンはクリスマスツリーを買って帰ろうとします。
ところが、ちょうど彼の順番が来たときには売り切れになってしまいます。

もっと早く買っておけばよかったものを、やはりクリスマスにはツリーがあった方がいいです。

近くの広場では合唱団がクリスマスソングを清らかに歌っています。

そして、合唱団の後ろの大きなクリスマスツリーが揺れ始めます。
それはまるで木こりが木を切っているかのような動きです。

ビーンの車は電飾を付けたままのツリーを積んでその場を去りました。

クリスマスカード

クリスマスカードを何通も書いているミスタービーン。
友達や知人がたくさんいるようです。

そのカードを投函しに出かけたのかと思いきや、ポストには行きません。
自分のドアのレターボックス(郵便受け)に次々と入れていきます。

そして、部屋に戻り「ワオ、こんなにカードが届いているよ!」と喜びます。
そのクリスマスカードを部屋に飾ります。

でも部屋には既に同じカードばかりが並んでいました。
(つまり誰からもカードをもらえない・・・)

クリスマス・クラッカー

海外のクリスマスでは定番の「クリスマスクラッカー」。

家族や友達同士でクラッカーを二人で引っ張ります。

引っ張ると「パン」という音がして、中に入っている帽子をかぶったり、小さい紙に書かれているジョークやクイズを読んだり、小さいおもちゃで遊んだりします。

クラッカーは、クリスマスの時期になるとあちこちで売られていて、大きさや金額など、種類は色々です。

ミスタービーンは、いつ購入したのか分からない埃の被ったクラッカーを出して一人で引っ張ってみます。

でも大した音がしなかったため、クラッカーの中から音を出す「スナッパー」というテープを、他の古いクラッカーから引っ張り出します。

そしてそれらを1つにまとめてきちんと鳴るようなクラッカーを自作します。
イルマが訪ねてくる予定なので、二人で引っ張るつもりなんですね。

ところが・・・。

クリスマス・キャロル

海外では、子供たちが軒先にやってきて、クリスマスの歌を歌う「クリスマスキャロル」という慣習があります。

大人はそれに対して、コインやお菓子を振舞ってあげます。

夕方テレビを観ていたミスタービーン。
戦争ものやホラーものしか放送されていなくてうんざりします。
すると、ミスタービーンの部屋の前にも子供たちがやってきて歌っているのに気づきます。

「クリスマスはこうでなくちゃ」と思ったんでしょうけど、一人掛けのチェアにどっかり座りチョコとワインを堪能しながら歌を聴くのはちょっとひどい笑

歌に飽きてきたビーンさんは、チョコレートの箱をもってドアに近づきます。

「やっとチョコをあげるんだね」

誰もがそう思うところ、歌の終わりのちょうどのタイミングでドアを「バタン!」

ひどい笑。

ローストターキー

ミスタービーンは、定番のローストターキーを準備します。

シーズンになると、丸ごとのターキー(七面鳥)がお店に並びます。
大きさは色々で、家庭のサイズに合ったものを購入します。

ところが、ミスタービーンが用意したものはダチョウのように大きなサイズ。

誰が食べるのか、果たしてそれはオーブンに入るのか謎です。
とにかくミスタービーンは七面鳥にスタッフィング(stuffing:詰め物)をしていきます。

ところが、七面鳥のお腹の奥の方に手を入れたとき、中で腕時計が取れてしまい、それを見つけることができなくなります。
のぞき込んでみたらスッポリ頭が入ってしまい、七面鳥を被った状態になってしまいました。

七面鳥をかぶったシーンは、あの有名なシットコム「フレンズ」にもありました。
ジョーイとモニカがやっていましたね。

でも、放映された時期を考えてみても「Mr.ビーン」が先です。
「Mr.ビーン」が元祖だったということになりますね。

というか、世界中でやる人が多いのかも笑?

どうしようもなくなって、イルマに七面鳥を切ってもらおうとノコギリを持ち出すビーン。
イルマは怪物みたいな人が自分を切断しようとしているように見えて卒倒してしまいます。

ミスタービーンのプレゼント

イルマはミスタービーンが喜びそうなプラモデルをプレゼントしました。

昨日、イルマは指輪が欲しいことをほのめかしました。
でも、ビーンが差し出したプレゼントはなぜか「大きくて平たい」。

どういうことだろうと開けてみるとそれは誰だか知らないカップルの写真。

昨日見たショーウインドウ、指輪の後ろにディスプレイしてあった写真だったのです。

がっかりして泣き出すイルマ。
どうしたの?と心配するミスタービーン。

「ああ、そうか!これだね!」

と、指輪の箱をポケットから出します。

歓喜に満ちた様子で包みを開けるイルマ。

「これは・・・指輪?」

取り出した中身は指輪のようでした。
しかし、いざ取り出してみるとすと、それはさっきのカップルの写真を壁に掛けるための金具でした。

クリスマス・クラッカー

イルマは、「Mistletoe(宿り木)」の枝を持ってきていました。

海外では「宿り木」の下では、男女はキスをしなくてはいけないという慣習があります。
彼女はビーンとのロマンチックな時間を期待していました。

ところが、ミスタービーンは「Mistletoe(宿り木)」の意味さえ知らなかった様子。

欲しかった指輪ももらえず、イルマはがっかりして帰ってしまいます。

一人残ったミスタービーン。
イルマと一緒に引っ張ろうと思っていたクリスマスクラッカーがあったことに気づきます。

「Merry Christmas, Mr. Bean」

そう言って、クラッカーを一人で引っ張ります。

すると一瞬、閃光が走るミスタービーンの窓。

小爆発を起こしていたようで。

やっぱりスナッパーの量が多すぎましたね笑。

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